中国の次はアジアのご近所ベトナムへ・・・。
どんどんマヨリカ焼きからは離れていきますが、染め付けの手法(下絵付け)はマヨリカ焼きに通じる物があるので、ま、いいかな?
ベトナムで有名な窯場はなんといってもバッチャン村。
首都ハノイから40分位のところにある、陶器の村です。
ベトナムの陶器のほとんどはバッチャン焼きのようです。
絵柄は龍・鳳凰など、中国から伝わった柄もありますが、菊やハスなど身近な自然を描いたデザインが主流。最近は斬新なデザインやシンプルなデザインもちょこちょこ見かけますが、やはり伝統的な柄が多い様ですね。(一枚目の写真の赤を使った器のデザインが典型的なバッチャン焼きの柄です)
↑右はベトナムコーヒーをいれるための器。上の部分に挽いてあるベトナムコーヒーを入れて熱いお湯をそのまま注ぎます。フィルターを使わないのですごく濃いのがベトナムコーヒーの特徴。コンデンスミルクをたーぷり入れて飲むのがベトナム流。
シンプルな柄がかわいくって、ホーチミンのドンコイ通りで購入。
↑左の四角い器は、ホーチミンの中心にある老舗ホテル「レックスホテル」にあった陶器ショップのもの。残念ながら今はもうなくなってしまったのだそうです。すごく小さい器にすごく細かい絵付け。でもおおらかで伸びやかなところが大好きです。
一番上の写真で比べてもらうと、3つの器の絵付けよーくみるとひとつひとつ結構違う描き方してますよね。。。
こういうおおらかさが満載の器って、なぜだかとっても愛おしいんですよね〜。